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富山県美術館が、いよいよ全館オープン! [アート/プレビュー]

先日、ずっと気になっていた富山県美術館へ。全館オープンの8月26日に先駆け、ゴールデンウィークには施設としては開館し、来場者を受け入れているのでした。

この新しい美術館には魅力的なポイントがいくつもありますが、まず気になるのが「アート&デザイン 富山県美術館」という名称。美術だけでなく、デザインについても取り上げていくというスタンスのようです。収蔵品にも美術作品だけでなく、歴史を彩ってきた著名なポスターや家具などもコレクションされています。
次に気になるのが「オノマトペの屋上」。「ぐるぐる」「ひそひそ」などの擬音語・擬態語をオノマトペというのですが、この言葉の“感じ”を形にした遊具が人工芝の敷かれた屋上に配置されています。例えば遊具「ふわふわ」は、白い小さな丘のような形をしています。その丘の上に登ると…あら不思議(笑)、トランポリンのようにぴょんぴょんジャンプ出来ちゃう遊具のようです!私が訪れたときも、複数のお子さんたちが楽しそうにジャンプしていて、見ている私も元気な気持ちになりました。子どもって、ジャンプの天才ですね(笑)。

建物の物理的な真新しさもさることながら、ちょっと迷路みたいな構造も楽しい。建物は1階から3階+屋上まであるのですが、建物の外観形状が船の舳先を途中で切ったような形をしていて、一般的な美術館のように展示室が規則的には並んでいない。四角い展示室が少しづつズレたように配置されていたり、立山連峰に面した側は全面ガラス張りだったりして、とても親しみやすく、どことなくワクワクしてしまうのです(笑)。また、各フロアともふんだんに木材が使われていて(壁にも床にも木)、ちょっと美術館という感じがしない。偶然、名札を下げた方(後でわかったのですが副館長さんでした!)とすれ違ったので伺ったところ、富山県産(氷見)の木材を使っているのだとか。前回の美術館は少し近づきがたい雰囲気があったそうで、リニューアルを機会にもっと親しみやすく、富山県のアピールも出来る存在としてこの美術館をつくりたかったとのこと。私も最近まで、富山県(氷見)で林業があったということを知らなかったので、なるほどと思いました。全館オープンまでに施設を先行して開館させたのも、アートファンだけでなくいろんな方に来館頂きたいからだとか。・・・私もその一人ですね(笑)。

全館オープンは、いよいよ8月26日(土)13時から。
記念すべき企画展の第1回目は「富山県美術館開館記念展 Part 1 生命と美の物語 LIFE - 楽園をもとめて」。人生とともにアートとデザインがあることの豊かさを提案しているこの美術館のオープニングにとても相応しいテーマだと思います。

私も年内にもう1度ほど富山に行く機会がありそうなので、ぜひ立ち寄ってみようと思います。美術館周辺のロケーションも美しくてステキですよ!そして運が良ければ、窓の外に立山連峰が輝いているかも知れません。きっと、とってもきれいでしょうね。


富山県美術館:http://tad-toyama.jp/
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