はじめまして。 [1st Action]
はじめまして、こんにちは。
ATLのかめだけいこと申します。
ダンスやバレエ、演劇などの舞台芸術に魅せられ、現代アートに心酔する日々。
心に積もった小さな想いを言葉にしよう…そんな考えからモヤモヤとした想いを言語化しはじめました。
…でも、この自分の行為を何と呼べばいいのかが分からなかったのです。
『名づけることができない』状態の中、私は戸惑い、悩み、模索しました。
そんなあるとき。
ふと、自分の行っているこの行為について、ようやく『名前』をつけることを思い立ちます。
まったくの造語なのですが、 このブログのタイトルにもなっている
『Arts&Theater→Literacy』がそうでした。
「評論家」という名称を用いるにはあまりに知識と教養が足りず、
かといって「ライター」ともニュアンスが違う。「自分のやりたいことは何だろう?」そう考えたとき、
この造語がピッタリきました。
「リテラシー」は「読み書き能力」のことをいいます。
本来的にはコンピューターについての知識および利用能力を示す言葉で、
具体的には『情報機器を利用し、膨大な情報の中から必要な情報を抜き出し、
活用する能力』を言います(「メディアリテラシー」という言葉もここから派生しています)。
私がしたいこと…それはアートをツールにして自分の中に反映されている社会について考え、
述べること。膨大な知識によって話すのではなく、
自分のいのちに刻まれている出来事・そこから連なる大きな記憶というか、
社会の底流に流れる何か、そういったものにアクセスしながら、いのちの震えを伝えること。
知識の薄さを感覚主義に陥らないで、ていねいに書いていくこと。
そのために、少しずつでも真面目に地道に学ぶこと。
ガタゴト揺られる電車の中や仲間と熱く語る中や、尊敬する師を訪ねる緊張の中や
…いつもいつも、考え続けて書いていきたいと思います。
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<略歴>
1999年/地元タウン情報誌で臨時ライター経験
2000年/笠井叡ダンスワークショップに参加し、身体感覚とイマジネーションの関係に目覚める
(笠井氏のワークショップにはその後も継続的に参加。)
2001年/井上燎治氏に師事・観世流・仕舞(2002年まで)
2003年/フィルムアート社・津田編集長からアートリテラシーを学ぶ
2005年/第15回日本ダンス評論賞第1席受賞
2006年/京都造形芸術大学にて鑑賞者研究プロジェクト(ACOP)参加
2007年/ダンススタディーズ研究会に参加。日本ファシリテーション協会会員
ATL発足。アーティストのPR支援活動をスタート。
鑑賞者の育成・言葉の可能性を広げる「レビュアーのためのワークショップ」企画・運営
2008年/ラジオSAN-Qにて「Art Life for SAN-Q」ナビゲーターをスタート(2010年まで)
自主企画『ヒトリ主義Night』をスタート(長野県松本市)http://hitorisyuginight.chicappa.jp/index.php
身体表現誌Corpus編集委員に参加
京都国際ダンスワークショップフェスティバル ドキュメントチーム
2010年 あいちトリエンナーレ2010にて、市民向け広報講座の講師を担当
2011年 京都造形芸術大学でVisual Thinking Strategies修得
ArtsAudienceTables ロプロプメンバー
2012年 舞踊批評家協会会員
2013年 とよた農村舞台アートプロジェクト実行委員
とよたデカスプロジェクト シデカス隊(隊長)