ななつおひろめ、めでて、めでたく」展-掛川市二の丸美術館- [アート/レビュー]
3年ほど前に、ワンピース倶楽部さんのメルマガで静岡県掛川市の二の丸美術館の存在を知りました。お茶の町・掛川をアートで元気にする活動が行われているとのことで、私は『夜のお茶会』というものに参加したのでした。これがとってもユニークで。。二の丸美術館に隣接するお茶室の道具を7つ、1年に1つづつ現代美術家に委託してつくっていくというものなのですが、この度めでたく7つ揃ったことを記念した展覧会が開催されています。実はこの7つの茶道具、その年に出来た道具のみ、その年のお茶会のときに披露されるため、これまで一堂に集めて見る機会はなかったんです。それが、今は特別に勢揃いした姿を見ることが出来るんですよ。これが1つ1つ愛らしくユニークで。。 今日はこの作品展を含んだ掛川のパブリックアートをまとめてガイドして頂くツアーに参加してきましたが、主催の「掛川の現代美術研究会」のみなさんの心のこもったご案内で、とても楽しかったです。
ぜひぜひ、ステキな茶道具を見に行って下さいね。美術館の後はお茶室で、おいしい掛川茶とお菓子で休憩も楽しいです☆掛川駅周辺のモニュメントに込められたストーリーも興味深いですよ。ぜひ、町の方にきいてみて下さいね。
-作品リスト-
1.初まり始まり ミヤケマイ×竹廣泰介(軸先) 軸 2007年(テーマ:温故知新)
2.スピーチバルーン・イン・ザ・ヒノマル 中村ケンゴ×俵藤ひでと(アクリル) 棗 2008年(テーマ:和魂洋才)
3.catalyst#12 名和晃平×大窪垣夫(表具) 風炉先屏風 2009年(テーマ:気韻生動)
4.火または炎、風または流れ 東泉一郎×竹村旬子(茶杓筒) 茶杓 2010年(テーマ:方員可施)
5.石水指 土屋公雄×山田将晴(石堀) 水指 2011年(テーマ:優游涵泳)
6.山めぐり -兎・狐・熊 本田健×本田恵美(陶芸) 茶碗 2012年(テーマ:愚公移山)
7.城釜 ひびのこづえ×相原健作(鍛金)釜 2013年(テーマ:天壌無窮)
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/event/ninomarutenran.html
ぜひぜひ、ステキな茶道具を見に行って下さいね。美術館の後はお茶室で、おいしい掛川茶とお菓子で休憩も楽しいです☆掛川駅周辺のモニュメントに込められたストーリーも興味深いですよ。ぜひ、町の方にきいてみて下さいね。
-作品リスト-
1.初まり始まり ミヤケマイ×竹廣泰介(軸先) 軸 2007年(テーマ:温故知新)
2.スピーチバルーン・イン・ザ・ヒノマル 中村ケンゴ×俵藤ひでと(アクリル) 棗 2008年(テーマ:和魂洋才)
3.catalyst#12 名和晃平×大窪垣夫(表具) 風炉先屏風 2009年(テーマ:気韻生動)
4.火または炎、風または流れ 東泉一郎×竹村旬子(茶杓筒) 茶杓 2010年(テーマ:方員可施)
5.石水指 土屋公雄×山田将晴(石堀) 水指 2011年(テーマ:優游涵泳)
6.山めぐり -兎・狐・熊 本田健×本田恵美(陶芸) 茶碗 2012年(テーマ:愚公移山)
7.城釜 ひびのこづえ×相原健作(鍛金)釜 2013年(テーマ:天壌無窮)
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/event/ninomarutenran.html
横浜トリエンナーレ2014、開幕。 [アート/レビュー]
横浜トリエンナーレ2014が開幕しましたね。私は偶然ですが、開幕初日の8月1日に遊びに行って来ました。まだ全会場をまわれていないので、また伺おうと思っていますが、メイン会場は2か所で割にコンパクトですが、周辺の黄金町などでも連携プロジェクトが開催されていますので、時間には余裕をもちたい感じですね。
私が横浜トリエンナーレに遊びに来るのは今回で4回目。少しずつ規模や雰囲気が変わってきていると感じていますが、パフォーミングアーツが少なくなってしまったことだけは残念。でも、開催地の考え方もありますから仕方がないですね。その分、いろいろと他のトリエンナーレにはない魅力もあると思います。今回のテーマは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」で、芸術監督はアーティストの森村泰昌さん。このテーマは小説の『華氏451度』から着想されているようです。私はまだ読んだことがないのですが(気になって買っちゃいました:笑)、現代社会に警鐘を鳴らす不朽の名作と呼ばれているのだとか。それを意識したのかトリエンナーレの構成も、ちょっぴり小説仕立て。ふたつの序章と、11の挿話で構成されているという設定です。第1話から7話は横浜美術館、第8話は周辺会場、第9話は札幌トリエンナーレとの乗り入れ企画、第10話は福岡アジア美術トリエンナーレとの乗り入れ企画、第11話が新港ピアとなっています。こういう感じ、ちょっと新鮮ですし、コンセプトと作品展示が紐づけやすくていいなって思いました。
作品のレビューなどは、次に遊びに行ったころに書いてみようと思います。まずは概要のご紹介を。
良かったら、遊びに行ってみて下さいね!
■日時:2014年8.1[金]-11.3[月・祝] 開場日数:89日間/10:00-18:00
※休場日:第1・3木曜日(8/7,8/21,9/4,9/18,10/2,10/16,計6日間)
■会場:横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)
私が横浜トリエンナーレに遊びに来るのは今回で4回目。少しずつ規模や雰囲気が変わってきていると感じていますが、パフォーミングアーツが少なくなってしまったことだけは残念。でも、開催地の考え方もありますから仕方がないですね。その分、いろいろと他のトリエンナーレにはない魅力もあると思います。今回のテーマは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」で、芸術監督はアーティストの森村泰昌さん。このテーマは小説の『華氏451度』から着想されているようです。私はまだ読んだことがないのですが(気になって買っちゃいました:笑)、現代社会に警鐘を鳴らす不朽の名作と呼ばれているのだとか。それを意識したのかトリエンナーレの構成も、ちょっぴり小説仕立て。ふたつの序章と、11の挿話で構成されているという設定です。第1話から7話は横浜美術館、第8話は周辺会場、第9話は札幌トリエンナーレとの乗り入れ企画、第10話は福岡アジア美術トリエンナーレとの乗り入れ企画、第11話が新港ピアとなっています。こういう感じ、ちょっと新鮮ですし、コンセプトと作品展示が紐づけやすくていいなって思いました。
作品のレビューなどは、次に遊びに行ったころに書いてみようと思います。まずは概要のご紹介を。
良かったら、遊びに行ってみて下さいね!
■日時:2014年8.1[金]-11.3[月・祝] 開場日数:89日間/10:00-18:00
※休場日:第1・3木曜日(8/7,8/21,9/4,9/18,10/2,10/16,計6日間)
■会場:横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)
百花のさきがけ 梅の美術/泉屋博古館(京都) [アート/レビュー]
花はどれも美しいものですが、私は「梅」の花が特に大好きです。春先のまだ寒い時期にほっこり咲くまるい花を見るとホッとしますし、香りがいい。でも、あまり華やかではないのか、桜ほど取り上げられないようにも思います。京都に来て、何気なく美術館ガイドを見ていて目に留まったのがこの展覧会。住友家のコレクション、ということも少し気になって出かけてきました。企業系の美術館って、その企業の素養が見える気がしています。
■日時: 2014年3月8日(土)~5月6日(火・振休)
■会場:泉屋博古館(京都)
■休館日: 毎週月曜日(ただし5月5日〈月・祝〉は開館)
展示されていたのは、日本・中国・朝鮮半島の絵画・鏡・漆器・陶磁器・文房具・刀装具など様々な作品たち。さまざまな質感で「梅」を見ることが出来て、目が喜んでいるのを感じました(笑)。中国の絵画と日本の絵画では描かれ方も違うのですが、そうした差も興味深いですね。梅が時代の中で何を象徴してきたか、どのように愛されていたか、数々の作品たちから感じることが出来て、楽しかった。特に、寒さの中、春の魁として咲く梅の花を中国の文人たちが愛したと知り、感慨深かったです。時代をつくっていく人たちは孤高ですが、その姿と梅の花を重ね合わせたのでしょうね。
出かけてみて知ったのですが、展示は黒川古文化研究所・大和文華館・泉屋博古館は、各館が松・竹・梅を一つずつ受け持つ連携展として開催されているようで、洒落た取組みだなって思いました。泉屋博古館の展示は明日までですが、黒川古文化研究所(=松の展示)では、18日まで展示があるようですのでご興味あれば、お出かけ下さいね。
そうそう、泉屋博古館の常設展も見事なので、これもぜひみて頂きたいです。中国の青銅器の展示ですが、色・形・厚み・大きさといったデザインのユニークさもさることながら、独自の存在感をぜひ感じて頂きたいですね。歴史の中で蓄積された時間がにじみ出てくる感覚・・・とでもいえばいいでしょうか。自分でも意外ですが、とても魅了されました☆歴史って、感じることが出来るんですね。
<ご参考>
★黒川古文化研究所 「第111回展観 松―美と徳の造形―」 (公財)黒川古文化研究所
〒662‐0081 西宮市苦楽園三番町14-50
TEL (0798)71‐1205
http://www.kurokawa-institute.or.jp
■会期: 2014年4月19日(土)~5月18日(日)
■休館日: 毎週月曜日(ただし5月5日(月・祝)は開館し、7日(水)休館)
★大和文華館・竹の展覧会の紹介 「特別企画展 竹の美」 ※終了しました (公財)大和文華館
〒631‐0034 奈良市学園南1-11-6
TEL (0742)45‐0544
http://www.kintetsu.jp/yamato
■会期: 2014年2月21日(金)~3月30日(日)
■休館日: 毎週月曜日
■日時: 2014年3月8日(土)~5月6日(火・振休)
■会場:泉屋博古館(京都)
■休館日: 毎週月曜日(ただし5月5日〈月・祝〉は開館)
展示されていたのは、日本・中国・朝鮮半島の絵画・鏡・漆器・陶磁器・文房具・刀装具など様々な作品たち。さまざまな質感で「梅」を見ることが出来て、目が喜んでいるのを感じました(笑)。中国の絵画と日本の絵画では描かれ方も違うのですが、そうした差も興味深いですね。梅が時代の中で何を象徴してきたか、どのように愛されていたか、数々の作品たちから感じることが出来て、楽しかった。特に、寒さの中、春の魁として咲く梅の花を中国の文人たちが愛したと知り、感慨深かったです。時代をつくっていく人たちは孤高ですが、その姿と梅の花を重ね合わせたのでしょうね。
出かけてみて知ったのですが、展示は黒川古文化研究所・大和文華館・泉屋博古館は、各館が松・竹・梅を一つずつ受け持つ連携展として開催されているようで、洒落た取組みだなって思いました。泉屋博古館の展示は明日までですが、黒川古文化研究所(=松の展示)では、18日まで展示があるようですのでご興味あれば、お出かけ下さいね。
そうそう、泉屋博古館の常設展も見事なので、これもぜひみて頂きたいです。中国の青銅器の展示ですが、色・形・厚み・大きさといったデザインのユニークさもさることながら、独自の存在感をぜひ感じて頂きたいですね。歴史の中で蓄積された時間がにじみ出てくる感覚・・・とでもいえばいいでしょうか。自分でも意外ですが、とても魅了されました☆歴史って、感じることが出来るんですね。
<ご参考>
★黒川古文化研究所 「第111回展観 松―美と徳の造形―」 (公財)黒川古文化研究所
〒662‐0081 西宮市苦楽園三番町14-50
TEL (0798)71‐1205
http://www.kurokawa-institute.or.jp
■会期: 2014年4月19日(土)~5月18日(日)
■休館日: 毎週月曜日(ただし5月5日(月・祝)は開館し、7日(水)休館)
★大和文華館・竹の展覧会の紹介 「特別企画展 竹の美」 ※終了しました (公財)大和文華館
〒631‐0034 奈良市学園南1-11-6
TEL (0742)45‐0544
http://www.kintetsu.jp/yamato
■会期: 2014年2月21日(金)~3月30日(日)
■休館日: 毎週月曜日
Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続/京都国立近代美術館 [アート/レビュー]
毎年、ゴールデンウィークの時期は京都で数日過ごすのが恒例になっています(ダンスワークショップに参加しています☆)。今年は5月1日〜3日まで滞在、夕方までは美術館巡りをしたり、旧友と会ったりして過ごし、夜はダンスワークショップで身体を動かし、アフタートークでみんなとダンス談議。夜から翌日の午前中に体験レポート執筆というアートとダンスが大好きな私には夢のような日々を過ごしました(笑)。これで1年分の英気が養えそうな気がするくらいの充実度。ダンスレポートは後日ご紹介するとして、巡ってきた美術館のいくつかをご紹介しようと思います。
京都国立近代美術館は動物園や平安神宮のある観光スポットにある美術館で、数年に1度、京都服飾文化研究財団(KCI)とのコラボレーション企画を行います。服飾の視点から時代を考えさせられるような企画で、とても魅力的です。今回は世界に影響を与えた日本のファッションデザイナー(三宅一生、山本耀司、川久保玲など)や、今注目されている若手デザイナーの仕事を紹介し、その裏にある日本の伝統文化に光を当てています。展示はⅠ陰影礼賛、Ⅱ平面性、Ⅲ伝統と革新、Ⅳ物語を紡ぐ、の4テーマごとに展開されています。
何より、ファッションショーで発表された美しいファッションを目にするのは女性にとっては至福の喜びかも知れません(笑)。息をのむような見事な色、思わずマネキンの周りをグルグル回ってしまう手の込んだデザイン、不思議なディテールの新素材などなど。。館内には熱心にメモをとる学生さんらしき姿をたくさん見かけました。デザイナーの卵たちかも知れませんね。そうえば、来館者の服装もひときわお洒落な方が多かったような?
服飾から考える日本の伝統と文化・・・とても京都らしいテーマですね。
■日時:2014年14年3月21日(金・祝)~ 5月11日(日)
■会場:京都国立近代美術館
■休館日:毎週月曜日 ※ただし4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館
□展覧会のHP:http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2013/401.html
*2009年に開催されたのは『“ラグジュアリー”-ファッションの欲望-』
http://atl-since07.blog.so-net.ne.jp/2009-04-25-4
京都国立近代美術館は動物園や平安神宮のある観光スポットにある美術館で、数年に1度、京都服飾文化研究財団(KCI)とのコラボレーション企画を行います。服飾の視点から時代を考えさせられるような企画で、とても魅力的です。今回は世界に影響を与えた日本のファッションデザイナー(三宅一生、山本耀司、川久保玲など)や、今注目されている若手デザイナーの仕事を紹介し、その裏にある日本の伝統文化に光を当てています。展示はⅠ陰影礼賛、Ⅱ平面性、Ⅲ伝統と革新、Ⅳ物語を紡ぐ、の4テーマごとに展開されています。
何より、ファッションショーで発表された美しいファッションを目にするのは女性にとっては至福の喜びかも知れません(笑)。息をのむような見事な色、思わずマネキンの周りをグルグル回ってしまう手の込んだデザイン、不思議なディテールの新素材などなど。。館内には熱心にメモをとる学生さんらしき姿をたくさん見かけました。デザイナーの卵たちかも知れませんね。そうえば、来館者の服装もひときわお洒落な方が多かったような?
服飾から考える日本の伝統と文化・・・とても京都らしいテーマですね。
■日時:2014年14年3月21日(金・祝)~ 5月11日(日)
■会場:京都国立近代美術館
■休館日:毎週月曜日 ※ただし4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館
□展覧会のHP:http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2013/401.html
*2009年に開催されたのは『“ラグジュアリー”-ファッションの欲望-』
http://atl-since07.blog.so-net.ne.jp/2009-04-25-4
イベントクルーズ『しりあがり寿×西野達“弥次喜多”船上トーク』 [アート/レビュー]
あまりイベントレポートにはならないかも知れないのですが、とても自分にとって栄養になったイベントなのでまとめておきたいと思います。今現在、大いに迷っている人とか(笑)、誰もいったことのない場所をつくりだしたいと考えている方に、ご笑覧いただければ幸いです☆
迷える子羊の同僚として、このテキストを贈りますよ(笑)。
OSAKA ART&CRUISE 2011 featuring 鉄道芸術祭
■日時:2011年12月8日(木)19:00-20:30頃
■会場:大阪中之島(ローズポートより出航→桜宮などを巡ります)
■ゲスト:しりあがり寿(漫画家)・西野達(美術家)
迷える子羊の同僚として、このテキストを贈りますよ(笑)。
OSAKA ART&CRUISE 2011 featuring 鉄道芸術祭
■日時:2011年12月8日(木)19:00-20:30頃
■会場:大阪中之島(ローズポートより出航→桜宮などを巡ります)
■ゲスト:しりあがり寿(漫画家)・西野達(美術家)
感性価値デザイン展 [アート/レビュー]
出張で、金沢にいます。『感性価値デザイン展』のリサーチと、関連企画として開催されるフォーラムでの講演を拝聴するのが目的。アート展ではないのですが、興味深いのは「感性」を扱った展覧会であるということ。感性って、アートに限らず人のベースになるようなものですよね。それにも関わらず、これまでは個人的な領域で完結しているようなイメージがあったように思います。デザイナーやアーティストといった人々の特権というと、少し偏った見方かも知れませんが・・・。この展覧会の思惑には、消費者である人の感性も育まれることも織り込まれている部分があって、ここがとても興味深いと思います。
「感性価値」という言葉を、この展覧会では「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることで顕在化する価値」としています。・・・ちょっと分かりづらいのですが(笑)、この展覧会の主催者は経済産業省と独立行政法人・中小企業基盤整備機構。ここに日本貿易振興機構(JETRO)も絡んでいるようですね。2007年に「感性価値イニシアチブ-第4の価値軸の提案-」が策定され、今年は感性価値創造イヤーのまとめの年だといいます。知らなかったのですが、国が産業の活性化のために「感性」を1つの価値として政策に取り入れているということなんですよね。ちょっと驚きました。
日本人の感性を表現した製品が展示されているこの展示会、展示自体も感性に訴えかけるような展示方法になっているらしい。昨日はフォーラムだけでしたので、まだ会場は覗いていないのですが、今日はたっぷり見てこようと思っています。アートに関心のある方も、製品開発や企画に携わっている方にもお勧めの展覧会だと思います。
■日時:2010年10月16日(土)-24日(日)
■会場:金沢21世紀美術館
感性価値デザイン展:http://www.kansei-kachi.com/
「感性価値」という言葉を、この展覧会では「生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることで顕在化する価値」としています。・・・ちょっと分かりづらいのですが(笑)、この展覧会の主催者は経済産業省と独立行政法人・中小企業基盤整備機構。ここに日本貿易振興機構(JETRO)も絡んでいるようですね。2007年に「感性価値イニシアチブ-第4の価値軸の提案-」が策定され、今年は感性価値創造イヤーのまとめの年だといいます。知らなかったのですが、国が産業の活性化のために「感性」を1つの価値として政策に取り入れているということなんですよね。ちょっと驚きました。
日本人の感性を表現した製品が展示されているこの展示会、展示自体も感性に訴えかけるような展示方法になっているらしい。昨日はフォーラムだけでしたので、まだ会場は覗いていないのですが、今日はたっぷり見てこようと思っています。アートに関心のある方も、製品開発や企画に携わっている方にもお勧めの展覧会だと思います。
■日時:2010年10月16日(土)-24日(日)
■会場:金沢21世紀美術館
感性価値デザイン展:http://www.kansei-kachi.com/
地中美術館 [アート/レビュー]
気付くと最近、レビューをブログに書くことが少なくなったなって思います。他のメディアに寄稿させていただけるようになったからかも知れませんね(感謝)。そうした機会もなかった頃、ただただ自分が純粋に感動したことを誰かに伝えたくて書いていた頃のレビューを今読み返すと、それはそれで(笑)新鮮な想いがします。もちろん、今より稚拙な部分や事実確認があいまいな部分があるので、すべてを肯定的にみることは出来ませんけれど。。
今日は先日行って来た直島の地中美術館について、純粋な想いで(笑)書いてみようと思います。
□直島・地中美術館
■鑑賞日:2010年7月24日(土)
■展示作家:クロード・モネ/ジェームズ・タレル/ウォルター・デ・マリア
■美術館設計:安藤忠雄
今日は先日行って来た直島の地中美術館について、純粋な想いで(笑)書いてみようと思います。
□直島・地中美術館
■鑑賞日:2010年7月24日(土)
■展示作家:クロード・モネ/ジェームズ・タレル/ウォルター・デ・マリア
■美術館設計:安藤忠雄
世界の城・キルト展 [アート/レビュー]
先日、ほぼ1日中、中部国際空港で仕事をしていました。「空港」といっても飛行機に乗ることもなく、強風警報の発令された中、スカイデッキという屋外エリアで必死の働き人(笑)。そんな姿が、もしかしたらTVでこっそり放送されるかも知れません?!業務内容はご想像にお任せするとして、そこで思いがけず発見したアート展についてご紹介します。
空港という場所は旅の玄関口でもあるのですが、企業の新規開発アイテムのプレゼンテーションなどではよく登場するイメージのような気がします。個人的な想像ですが、おそらく空港という場所は何か新しいことがはじまる場所・先端的な技術の集約された場所、というイメージが潜在的にあるのではないでしょうか。新幹線の車内広告とも似たような印象かな。また、空港は広大なスペースが特徴でもあります。「先端性」「未来への胎動」「広大な空間」こうした特徴をベースにした展覧会がbrother社が特別共催している『世界の城・キルト展』です。
2005年から毎年テーマを変えて開催されているという、このキルト展。高い天井から世界中のお城をモチーフにした巨大な作品が32点(アクセスプラザ会場8点、センターピアガーデン会場24点)観る人を大迫力で楽しませてくれます。私はセンターピアガーデン会場の作品を拝見しましたが、32番の韓国/景福宮のキルトに特に惹かれました。構図、色彩、キルトの精密さともにすばらしいと思います。
飛行機に乗る人も、私のようにそうでない人も(笑)、機会があったらぜひどうぞ。日常の中に未来志向。
■日時:2011年2月16日まで
■場所:中部国際空港/アクセスプラザ・センターピアガーデン
詳細:http:www.centrair.jp/event/center-pier/quilt/index.html
空港という場所は旅の玄関口でもあるのですが、企業の新規開発アイテムのプレゼンテーションなどではよく登場するイメージのような気がします。個人的な想像ですが、おそらく空港という場所は何か新しいことがはじまる場所・先端的な技術の集約された場所、というイメージが潜在的にあるのではないでしょうか。新幹線の車内広告とも似たような印象かな。また、空港は広大なスペースが特徴でもあります。「先端性」「未来への胎動」「広大な空間」こうした特徴をベースにした展覧会がbrother社が特別共催している『世界の城・キルト展』です。
2005年から毎年テーマを変えて開催されているという、このキルト展。高い天井から世界中のお城をモチーフにした巨大な作品が32点(アクセスプラザ会場8点、センターピアガーデン会場24点)観る人を大迫力で楽しませてくれます。私はセンターピアガーデン会場の作品を拝見しましたが、32番の韓国/景福宮のキルトに特に惹かれました。構図、色彩、キルトの精密さともにすばらしいと思います。
飛行機に乗る人も、私のようにそうでない人も(笑)、機会があったらぜひどうぞ。日常の中に未来志向。
■日時:2011年2月16日まで
■場所:中部国際空港/アクセスプラザ・センターピアガーデン
詳細:http:www.centrair.jp/event/center-pier/quilt/index.html
ULTRA『ヤノベケンジ‐ウルトラ展』オープニングイベント「討議・ヤノベケンジ」 [アート/レビュー]
あるメディア用に書いたテキストですが、提出が遅かったこともあって掲載されなかったレポートです。展覧会期は終了しておりますが、記録用に掲載します。
■日時:2009年4月11日(土)
■会場:豊田市美術館・講堂
■出演:ヤノベケンジ(美術家)/椹木野衣(さわらぎのい:美術評論家)/都筑正敏(豊田市美術館キュレーター)/天野一夫(豊田市美術館チーフキュレイター)
■日時:2009年4月11日(土)
■会場:豊田市美術館・講堂
■出演:ヤノベケンジ(美術家)/椹木野衣(さわらぎのい:美術評論家)/都筑正敏(豊田市美術館キュレーター)/天野一夫(豊田市美術館チーフキュレイター)
飯田淑乃個展『大須あかね ゴヤフェチ』@アートフェチ [アート/レビュー]
自分とは違う他者になる…そうした行為の中から、自らを見出そうとすることは、私たちにとって普遍的な欲求だとも言える。それは“私”という“日常”を“非日常”に置き換えることによって得られる“気付き”への欲求でもあろう。また、自分の暮らす日常的な環境に突然、、見知らぬ他者が入り込むことでも、同じような気づきが得られるかも知れない。
飯田淑乃は、自らがキャラクターに扮することで自らをアートとして体現している、注目の若手アーティストだ。
★2007年11月10日(土)~25日(日) 会期中の土・日・祝と11月16日(金)のみ開廊
★時間/13:00~19:00(土・日・祝)、18:00~21:00(11月16日)
GALLERYアートフェチ
〒460-0017 名古屋市中区松原1-6-27
TEL052-324-1303(土・日)
090-4186-1031(代表/加藤)
http://artfeti.main.jp
artfeti_mail@yahoo.co.jp