ピース・パズル・プロジェクト/平和ってなんだろう? [What can I do?]
ただ、こうした平和への想いは個人によってさまざまです。誰かに強要してしまえば、その時点でそれは平和とは違う方向=暴力になってしまうでしょう。他人から突きつけられる自分自身の平和への無頓着さは新たな傷を生むという悲しい可能性さえを負っています。
平和とは、そんなさまざまな個人の想いの集積によって描かれるのではないか…そんな視点で活動をされている方がいます。角谷文子さんです。
彼女については、先日ラジオSAN-Qに遊びに来て下さった小澤さんから伺っていましたが、終戦記念日のニュースをTVで眺めていてハッと思いだしました。彼女がプレゼンテーションをするイベントが開催されますので、ご紹介したいと思います。平和について、この機会にしっかりと考えてみてはいかがでしょうか?
ドリームプラン・プレゼンテーション:http://dreamplan.wonderjulia.com/
■日時: 2009年8月22日(土) 12時30分~15時30分
■会場: ダイテックサカエ クリエイトホール (旧 マナハウス)
名古屋市中区錦三丁目22番20号ダイテックサカエ 6F アクセスマップはこちら>>
■ご観覧費用:2,500円 (前売り 2,000円
□ラジオSAN-Qでの放送内容:http://atl-since07.blog.so-net.ne.jp/archive/c5036660-1
【book review】私にできること/地球の冷やしかた [What can I do?]
そんなとき、私たちはどうすればいいのでしょうか。
ふと手にした本。そのタイトルは「私にできること」…という、まさにこのブログコンテンツのタイトルに呼応するものでした。小さな手作り本のようなこの1冊は「ゆっくり堂」という会社が編集・発行していて、南アメリカの先住民族に伝わるハチドリの物語をベースに、グラフなどの統計資料を使って地球温暖化と私たちひとりひとりに出来ることのアイデアを紹介しています。
人が自分の道に迷うとき、それは「自分」という枠の中に自分で自分を閉じ込めてしまっている状態だと思います。そんなときには、世界全体を見つめてみればいいのかも知れません。世界で何が起きているのか、どんなことでそれらは少しでも良い方向に向かうのか。そうした壮大なビジョンを前に、自分の抱えている問題がチッポケになるなんて、そんな気休めを言うつもりはないのです。むしろ逆です。ほんの少しでも自分が大きなビジョンに加わる関わることで、それまで自分を軟禁していたその問題は動き出すからです。決して無力な自分なんかではないのです。人が自分という枠を乗り越えたとき、ひとりの「自分」は「人類」になる。大きな営みの中の自分は、決して窮屈なんかではないのです。
「What can I do?」そう問い続けることで、私たちは自分をこえていけるのではないでしょうか。
■ゆっくり堂:http://www.yukkurido.com/
■ハチドリ計画:http://www.hachidori.jp/
要約筆記奉仕員要請講座 受講生募集 [What can I do?]
以前、私は聴覚障害の方のための活動をしていました。「聴導犬」と言われる聴こえない方の生活をサポートする犬の普及に関わる活動(日本ヒアリングドッグ協会)で、主にPRのためのテキストを書いていました。コミュニケーションはいつも彼らが私の口元を読んで下さることによって成り立っていましたが、そんな一方的な関係に申し訳なさを感じていました。手話を覚えなくてはと、ごくカンタンな日常のごあいさつなどは覚えたものの、結局それだけでは自分の考えていることを伝えるに至りませんでした(当然ですね)。そんなジレンマを抱えたまま、私はいつかこの活動からはドロップアウトしてしまったのです。
聴覚にハンディを抱えた参加者さんと大町で出会い、そのときの記憶が呼び戻されましたが「要約筆記」の現場を目にし、彼女たちからお話を聞いて、ふと光が差し込んだように感じました。「メモを取る」ことなら、もしかしたらもっと多くの人が関わることができるかも知れない…。手話だけを能動的なコミュニケーションの手段だと思いこんでいた私の中の檻が「パキン」と音をたてて壊れるのを感じました。
明るい笑顔がとってもチャーミングな参加者のAさんは、ワークショップの終りに「私たちも、もっといろいろなことに参加したい。」と要約筆記者養成講座のご紹介をして下さいました。私が興味を持ったイベントに参加するときの気持ちを考えたとき、聴こえないハンディを持った方であってもその機会は平等であるべきだと痛感します。
今回は大町市での開催のご紹介ですが、身近な場所で開催されるときには参加してみようと思います。メモを取り、伝えることは相手の方のためだけに役立つことではないはずです。これまでにない新鮮で、より深いコミュニケーションの経験になるのではないでしょうか。
*今回は締切期限をこえてしまってからこの講座を知ったので、申込自体は終わっていますが活動を知っていただきたいと思い、ご紹介いたしました。ただ、空き状況によっては受付可能かも知れません。ご興味ある方は一度お問い合わせ下さいませ。*
*詳細情報/http://www.kita-alps.omachi.nagano.jp/information/0905youyaku.pdf
■日時:
基礎課程8日間 (全木曜日)
6月11日、6月25日、7月 9日、7月23日、8月27日、9月10日、9月24日、10月 8日
応用課程5日間 (全木曜日)
10月22日、11月12日、11月26日、12月10日、12月24日 時 間:午前10時∼12時、午後1時∼3時
■場 所:大町市総合福祉センター 2階大会議室
教科書にのっていないアフリカ [What can I do?]
ご紹介するのは、4人のアフリカの子どもたちの生活をヴィジュアルとサウンドとともに体験するイベント「教科書にのっていないアフリカ」。主催は特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(東京都新宿区)。「経験しないことは語れない」とも言われています。それだけ人は不器用ですが、だからこそ経験すれば何らかの力が出てくるのだと思います。
イベントの詳細はコチラからご覧いただけます。
■ 日程:2009年6月3日(水)~7日(日)
■ 開催時間:10:00~19:30(最終入場時間 19:00)※最終日のみ入場は16:30まで
■ 会場:アクロス福岡1階 円形ホール、コミュニケーションエリア
福岡県福岡市中央区天神1丁目1番1号 会場地図はこちら
■ 入場料:無料
☆予告映像
【book review】世界がもし100人の村だったら③たべもの編 [What can I do?]
過食してダイエット…この流れの中には不要な食品の消費とダイエットにまつわる商品の消費があります。もちろん、それを生業としている産業があるのですから消費がゼロになってしまえばいいという単純な考え方ではいけません。でも、やはり人は本来自分が生きていけるだけの食事があればいいはずです。
この『世界がもし100人の村だったら③たべもの編』には、世界を100人という単位に凝縮したときに見えてくる世界情勢(ここでは食糧事情)について数字を使ってわかりやすく(=当事者意識に訴えてくる)書かれています。私もこれまでダイエットにチャレンジすることもありましたが(苦笑)、この1冊を読めばそんなことをしなくても、ムダな食事をしたくなくなってしまいます。食糧自給率が40%という状況にもかかわらず多くの食べ残しを排出している日本…その傍らではアジアやアフリカの人たちが栄養不足で思うように働くことも出来ない現実があります。
内容は、シンプルな文章とイラストからなる第1章、ネパールの少女の生活を取材したドキュメンタリーをモノクロ写真で紹介した第2章、2章の取材ノートを綴った第3章、増え続ける人口と食べ物に関するプチ解説の第4章。第5章は数値データの出典と注釈から厚生されています。
私に出来ること…それは生きるために必要な食事に感謝をこめて大切にいただき、それらの背景をきちんと知ること。ただそれだけでも、少しは何かが変わるかも知れません。少なくとも、私たちの健康は幾倍にも増進されることでしょう。
■世界がもし100人の村だったら③たべもの編:http://magazineworld.jp/books/1546/
■食糧自給率(農林水産省):http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011.html
六ケ所 あしたの森 [What can I do?]
数年前にデンマークを旅したとき、グルントヴィという教育者に興味を持ちました。彼は、フォルケホイスコーレ(民衆の大学という意味があるそうです)の父として、今もデンマーク国民から尊敬を受け続けている人物。フォルケホイスコーレというユニークな学びのスタイルは、以前読んだ本の記憶が正しければ(苦笑)、当時の農民が自分たちの暮らす生活に誇りを持ち、自分たちの手でつくりあげたすばらしい文化です。入学試験すらないこのスタイルは「生のための学校(School for Life)」として1838年に発表され、今ではデンマークの方にはごく自然な考え方になっているそうです。私はデンマークの旅をきっかけに、この文化を知りました。
今回ご紹介するのは、旅から帰国した当時から会報などをお送りいただいている『日本グルントヴィ協会』さんからの情報です。彼らはデンマークのフォルケホイスコーレ運動にヒントを得て、市民運動的側面をもった市民主体の教育社会運動を展開されています。このブログのコンテンツ「What can I do?」の問いに対して、実直に実践されている方々のように思います。
六ケ所あしたの森:http://www.ashitanomori.net/index.html
シリアでの青年海外協力隊活動-近藤美由紀さん- [What can I do?]
先日ご紹介したM.I.F.(自主映画制作グループ)で役者をされている近藤美由紀さん(前作『箱』に主演)は、現在シリアで青年海外協力隊の「視聴覚教育」隊員として活動されています。このプロジェクトは村人たちの就業機会の創出、健康増進、女性の自立支援等を手助けするものだとか。ここには、彼女が所属しているM.I.F.での経験が生かされているといえます。自分に出来ることから貢献していくこと・・・こんな小さな努力で、世界は変わっていくのではないでしょうか?
パレスチナ子どものキャンペーンからのメール [What can I do?]
アートを軸に活動しているATLですが、世界情勢や平和に関する問題は避けられないことのように感じています。2007年にはパレスチナキャラバンというテント芝居のサポートをしました。2008年からは難民映画祭名古屋(RFFN)のサポートをしています。アートはいろいろなとらえ方ができます。生活を豊かにするもの、生きるための表現、コミュニケーション・・・。ただ、それらはいずれも生きていられるからこそ。今日ご紹介するのは、知り合いの現代美術家から転送されてきたメールです。すでに拝読されて方がいらっしゃるかも知れませんが、こちらでも転載いたします。
私に何が出来る?